水道のトラブルでよく遭遇するものの1つにパッキンの破損が挙げられます。
このパッキンを交換するパッキン交換について、そもそもどんなものかを解説します。
加えて自分でパッキン交換を行う方法や業者に依頼する場合の相場についてもまとめました。
パッキン交換とは?
パッキン交換とは、パッキンの交換を行うことを言います。
パッキンは、水道のパーツの隙間から水漏れがしないようにするための密封パーツを指し、
蛇口など、水道でも頻繁に動く部分についているパーツです。
ゴムでできていることが多く、繰り返し長年使用しているうちに摩耗し破損、交換が必要になってきます。
パッキンが破損した場合の症状として、の蛇口がきちんと閉まらず、ポタポタ水が滴るような漏れが挙げられます。
きちんと閉まらない状態が続くと気持ちが悪いだけでなく蛇口の破損にもつながってくる可能性も否定できません。
いずれにしても劣化する部分のため、長期にわたって使用していれば、やがて必要となるのがパッキン交換なのです。
自分でできるパッキン交換
自分でできるパッキン交換について解説していきましょう。
手順は、元栓を締める、蛇口を外す、新しいパッキンに交換、蛇口を取り付ける、元栓を戻すの5ステップです。
まず、水道の大元となる元栓を時計回りに回して締めましょう。
締めないと、パッキン交換時に水があふれてきてしまうため、必ず行う必要があります。
次にプライヤーなどの工具を蛇口の上部にはめて、反時計回りに回していきます。
蛇口のハンドルなどに隠れている場合もありますが、六角のナットのようなパーツがあるので、それを回して外しましょう。
3ステップ目は、蛇口の上部を取り外していき、古いパッキンは先の細い物(ピンセット)等を使って取り出してください。
そして、新しいパッキンに交換してパッキン交換のメイン作業は完了です。
ここから元の状態に戻していきます。
4ステップ目はプライヤーなどの工具を使って再び蛇口の上部を時計回りに回して蛇口を取り付けましょう。
取り付けが終わったら、きちんとハンドルが回るかチェックします。
うまくいかない場合は、もう一度緩めてパッキンの位置を確認するなどしましょう。
うまく言った場合はパッキン交換成功で、最後に元栓を戻して水栓から水が出るか、
止まるかをチェックして自分で行うパッキン交換は完了です。
業者に依頼する場合の費用相場
蛇口の形状が特殊であったり、なんとなく自分で作業するのが怖い場合は、専門家に依頼します。
その場合の費用としては約1~2万円程が費用の相場です。
パッキン自体は非常に安いので一見割高に感じます。
しかし、作業をするのに時間がかかったり、自宅まで訪問する場合の手数料などがあったりといった費用が発生します。
そのため、上記のような費用が相場になるので、注意しましょう。
つい自分で作業して安く上げたいと感じますが、
特殊な蛇口の場合は専用工具などを用意しないとパッキン交換ができなかったり、パッキンの適合の見極めなども必要です。
シンプルな蛇口であれば、自分で行うのも良いかもしれませんが、
室内のおしゃれな蛇口のパッキン交換をする場合は、業者に依頼するのもおすすめです。
まとめ
パッキン交換は、どんな蛇口であっても長年使用していれば必ずやってくる修理です。
シンプルなものであれば、自分でも気軽に交換できる簡単なものです。
しかし、特殊な蛇口やおしゃれな構造の蛇口などは、専用の工具やパッキンの種類選びなどが必要な場合もあります。
そう言った場合は、水道のプロである専門の業者に依頼し、原因を見極めてもらって適切な修理を受けるのがおすすめです。