空気の吸い込みがなんだか弱い。使用中に異音がする。強くなったり弱くなったり不安定。
換気扇にそんな異常を感じたら故障の前兆だと思われます。
そのまま使い続けると近いうちに動かなる可能性が濃厚なのでできるだけ早めの換気扇交換をオススメします。
換気扇交換は取り付けに電気工事士免許が必要になることがほとんどです。
無資格での施工は法律違反となってしまうので、換気扇交換は専門のリフォーム業者に依頼してください。
今回は、換気扇交換の基礎知識と注意点を紹介します。
換気扇交換は専門業者に依頼しよう
換気扇の寿命は約8~10年程度が目安とされています。長く使われているご家庭だと
新築から20年近く同じ換気扇のままというケースも少なくありませんが、
いつか必ず故障するものなので早めに換気扇交換しましょう。
換気扇交換は普通の設備とは異なり電源の配線が必要になります。
コンセントを差すだけとはいかないので電気工事士免許がなければ施工は認められません。
無資格で工事するのは違法です。もし無資格で施工してしまうと万が一不具合が発生し火事などの被害がでても
保険の適用外になってしまいます。安心安全のためにも換気扇交換は必ず資格を持った専門の業者に依頼してください。
換気扇交換にかかる費用は製品価格によっても異なりますがおおよそ20000~80000円程度が相場です。
季節の設備が流用できず改修や追加工事が必要になる場合はさらに費用が上乗せされます。
工事にかかる時間はおおよそ1~2時間程度です。
浴室の換気扇交換
浴室の換気扇は湿気を伴う場所のため比較的故障しやすく住宅の中では寿命が短めです。
早いと5年ほどで故障してしまうこともあるので、ある程度早めの換気扇交換を計画しておきましょう。
浴室の換気扇交換を業者に依頼するときは現場の状況を伝えておくとスムーズに話が進みます。
伝えておくべきポイントは換気扇の縦横サイズと点検口の有無の2点です。
換気扇は規格サイズが決められているので既設の換気扇サイズを伝えておけば下見なしでも取り付けできる製品を選べます。
浴室の天井に点検口がある場合はそこから交換工事ができますが、
点検口がない住宅だと別の場所から屋根裏に入る必要があるため工事に時間がかかります。
いずれの場合も事前に情報を伝えて相談すると見積がはかどるので相談前に浴室をチェックしておきましょう。
料金は工事費込みでおおよそ30000~60000円程度が相場です。
より強力な換気扇を希望する場合や浴室乾燥機付きの換気扇に交換したいときは大型サイズへの交換も可能です。
天井に穴を開ける必要がありますが、作業はそれほど複雑ではなくほとんどの浴室でリフォーム可能です。
ただし費用については現場の条件によってバラバラなので事前の下見は必須になります。
トイレの換気扇交換
トイレの換気扇交換もそれほど複雑な工事ではありません。
規格サイズにあった製品に取り替える工事なら約20000~50000円程度が料金の目安になります。
匂いがこもってしまうなど既設の換気扇に不満がある場合は業者に相談してオススメの換気扇を用意してもらいましょう。
換気扇交換の目安である約8~10年程度が経過してからの交換ならほとんどの製品は性能が向上しているので
新品に交換するだけで多くの不満は解消されます。換気扇交換だけでなくトイレ内の空気の流れを改善したり
位置を変更したりといった方法で問題が解決することもあるので気軽に業者に相談してください。
まとめ
換気扇の劣化は意識しない間に少しずつ進んでいます。故障してから交換するとなると交換部材の手配や
スケジュール調整などでかなり時間がかかる可能性があります。
使用不能期間を造らないためにも少しでもおかしいと感じたら早めに換気扇交換してください。